つくばサイクリングの休憩スポットでほっと一息を|サイクルラックのある工房
先日、工房の入り口に「サイクルラック」を設置しました。つくばには「りんりんロード」をはじめ、サイクリングを楽しめるコースがいくつもあり、そうした道を走る方の「休憩スポット」として立ち寄っていただけたら嬉しいです。
サイクルラック設置のきっかけ

ロードバイクのタイヤがすっぽりと収まる、シンプルな作りのラックにしました。工房の外壁に沿って置いただけの、ささやかなものですが、並んだ姿を見るたびに少し誇らしい気持ちになります。
以前から、工房の前を自転車で通り過ぎる方をよく見かけていました。ヘルメットにサングラス、腰には小さなリュック。まっすぐな農道を、颯爽と走り抜けていく後ろ姿を、何度も見送ってきました。
あるとき、そのうちのお一人が「ちょっと寄ってもいいですか」と声をかけてくださいました。自転車を工房の壁に立てかけ、少し照れくさそうに笑っていたのを、今でもよく覚えています。
壁に立てかけた自転車が倒れないか気にしながら過ごされていた姿をみて、「安心して停められる場所があったらいいな」という感情が、ずっと心の片隅に残っていました。
つくばりんりんロードと工房のある景色

工房の周りには、筑波山を望む一本道が続いています。晴れた日には、山の輪郭がくっきりと浮かび上がり、田んぼの緑越しに遠くまで見渡せます。
この一帯を自転車で走り抜ける方のなかには、旧筑波鉄道の廃線跡を活用した「つくばりんりんロード」を目指している方もいるそうです。
工房は、りんりんロードからは距離が離れておりますが、それでも、筑波山を望める農道を選んで走ってくださる方もいます。
りんりんロードってどんな道?

改めて調べてみると、りんりんロードは片道およそ40キロあるといいます。土浦駅の周辺から、桜川市の岩瀬駅周辺までを結ぶルートだそうです。
休憩を含めて走ると、片道だけでも3時間から5時間ほどかかることが多いとのこと。往復すれば80キロ近くになり、朝から夕方までかかる一日がかりの旅になるようです。土浦りんりんロードという呼び方をされる方もいると聞きました。
平坦な区間が多く、初心者にも走りやすい道だと耳にします。だからこそ、道中で無理をせず、こまめに休憩を挟む方が多いのかもしれません。
工房の前を通る方々の多くは、この長い道のりの途中、あるいはその手前で、少し寄り道をしてくださっているのだと想像しています。
つくばりんりんロードの休憩スポットとして

サイクルラックを置いてから、工房の様子に少しずつ変化がありました。つくばドッグを頬張りながら、ベンチで一息つくサイクリストをお見かけするようになりました。汗を拭いながら、ノンアルドイツビールを選んでくださる方もいます。
ある日、サイクリストのお客様がこうおっしゃいました。「ここが、つくばのサイクリングロードの休憩スポットみたいになってきましたね」。その一言が、うれしくて忘れられません。
燻製されたソーセージの香りが、風に乗って漂う中、ベンチに腰かけてコーヒーを飲む時間があります。ペダルを漕ぐ足を止めて、まわりの田園風景をぼんやり眺める時間もあります。サイクリングの途中に、そんなひとときを過ごしていただけるのは、工房にとっても大きな喜びです。
ホッとひと息つける寄り道スポットに

工房にサイクルラックを設置したことで、そこに立てかけられる一台一台に、それぞれの旅の物語があるのだと感じています。
もしよろしければ、サイクリングの道中で工房の直売所に足を運んでみてください。作りたてのハムやソーセージと共に、ゆっくりとした休憩時間をお楽しみいただけます。
▶︎ 直売所について
筆者について
久松勇斗
ECエンジニアから、ハム職人へ。
2021年に新卒でアクセンチュアに入社し、大手企業のECサイトをつくるエンジニアとして経験を積んできました。現在はその経験を活かし、家業であるハム工房 HISAMATSUのオンラインストアを運営しています。
IT業界から食肉製造業へ。将来はハム職人として家業を継ぐことが目標です。今はECを通じて、手づくりハム・ソーセージの魅力を全国へ届けています。
一番好きな商品はアイスバイン。