ペッパーハムとは?香りを活かす食べ方とレシピのコツ

ペッパーハムとは?香りを活かす食べ方とレシピのコツ

ペッパーハムの食べ方で迷ったら、まず「冷たいまま」と「軽く焼く」の2つを試してください。同じハムでも、温度が変わると香りの立ち方が変わります。

この記事では、ペッパーハムとは何かから、食べ方、レシピ、使い道までをまとめました。ハムを作る私たちの視点で、胡椒の香りを活かすコツをお伝えします。

香りを立たせることを意識すれば、食べ方がぐっと広がりますので、ぜひご参考ください。

ペッパーハムとは?普通のハムと何が違うのか

ペッパーハムとは、粗挽きの黒胡椒をまぶして仕上げたハムです。一般的なロースハムやボンレスハムとの違いは、表面にまとった胡椒にあります。ひと口目から胡椒の香りと軽い刺激が立ち、肉の旨みに輪郭が生まれます。薄切りにしても味がぼやけません。

ドイツ語でハムを「シンケン」と呼ぶため、「ペッパーシンケン」の名で売られることもあります。

私たちの工房では、ペッパーハムを肩ロースだけで作っています。肩ロースは、ウデ肉の部位を整形する際に取り出す肉です。赤身が濃く、網目状の脂(サシ)が入るため、胡椒の存在感に負けない旨みがあります。塩漬け液に10日ほどつけ、粗挽き黒胡椒をまぶして、乾燥、燻製、加熱で仕上げます。

当工房のつくるハムは加熱済みなので、パックを開けてそのままお召し上がりいただけます。
なお、市販のハムの多くは加熱済みで、そのままスライスして食べられます。ただし「非加熱食肉製品」や「生ハム」と表示された製品は扱いが異なります。パッケージの表示を確認してから食べましょう。

ペッパーハムの食べ方は?冷たいまま・焼くの使い分け

ペッパーハムの食べ方は、温度で大きく二つに分かれます。香りを穏やかに楽しむなら冷たいまま、香ばしさとコクを足すなら軽く焼きます。

冷たいままなら、室温に少し戻す

冷蔵庫から出してすぐより、10分ほど置いてから食べるのがおすすめです。脂がほどよくゆるみ、口どけがよくなります。

ブロックタイプのハムの場合は、薄切りにして皿に並べ、オリーブオイルを少し回しかけるだけで前菜になります。

軽く焼くなら、片面に焼き色をつける

軽く焼く食べ方もおすすめです。当工房の直売所のお客様にも「香ばしさが増して、コクもぐっと深まりますよ」とご案内しております。

フライパンを中火で熱し、厚めに切ったハムを両面さっと焼きます。脂が溶けて、胡椒の香りが立ちます。

加熱済みのハムなら、焼きすぎは禁物です。水分が抜けて固くなります。表面に焼き色がつく程度で止めましょう。焼いたハムは、皿にのせるだけで一品になります。目玉焼きに添えれば、朝食の主役にもなれます。

ペッパーハムのレシピは?パン・サラダ・パスタで胡椒を活かす

食べ方に慣れたら、レシピを広げましょう。ポイントは、ハムの塩味と胡椒を前提に、味付けを引き算することです。どのレシピも、ハムを最後に加えて、火を通しすぎないのがコツです。

パンに挟む

バゲットを使ったカスクートが定番です。バターを薄く塗り、ペッパーハム、カマンベールチーズ、スライストマトを挟みます。ハムの塩味とチーズの脂に、トマトの酸味と野菜の食感が加わり、味のバランスがとれます。

食パンなら、軽くトーストしてマスタードを足すのも合います。胡椒の香りが、パンの甘みを引き立てます。マヨネーズをかけてもおいしいです。

サラダにのせる

ペッパーハムを細切りにして、レタスやベビーリーフ、トマト、ゆで卵と合わせます。ドレッシングは、オリーブオイルとレモン汁、ごく少量の塩でお召し上がりください。ハムに味があるので、塩は控えめにします。黒胡椒はお好みで足してお召し上がりください。

まとめ:ペッパーハムの食べ方は、香りを立たせる意識から

ペッパーハムの食べ方は、冷たいまま、軽く焼く、パンに挟む、サラダやパスタに和える、の4つが軸です。どれも胡椒の香りを活かす意識があれば、特別なことは要りません。

まずは1枚、冷たいままと軽く焼いたものを食べ比べてください。香りの違いがはっきり出ます。

肩ロースで作る私たちのペッパーハムの製法は、塩漬け10日、桜チップで燻製|肩ロースのペッパーハムで紹介しています。ぜひ、そちらもご覧ください。

筆者について

久松勇斗

久松勇斗

ECエンジニアから、ハム職人へ。

2021年に新卒でアクセンチュアに入社し、大手企業のECサイトをつくるエンジニアとして経験を積んできました。現在はその経験を活かし、家業であるハム工房 HISAMATSUのオンラインストアを運営しています。

IT業界から食肉製造業へ。将来はハム職人として家業を継ぐことが目標です。今はECを通じて、手づくりハム・ソーセージの魅力を全国へ届けています。

一番好きな商品はアイスバイン。

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